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居住し続けながらの床暖房リフォーム工事でシックハウスに

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ご相談内容

相談年月:2002年1月

昨年の冬、木造2階建住宅のリフォームを地場工務店と契約しました。上下階の数居室の床をフローリングに変更し、ガス温水式床暖房を入れる工事です。
まず2階寝室から着手し、1部屋分の工事が終わりました。施工業者は「取扱い説明をする」と言って工事が終わるとすぐ床暖房のスイッチを入れました。15分くらいすると、刺激のある強烈な臭いがしましたが、業者は「1〜2時間でなくなるから大丈夫」と言い、窓を開けただけでした。夜になって寒くなったので窓を閉め、業者が「まだ接着剤が乾いていないので、床暖房とストーブはつけたままにして乾かしてくれ」と言ったので、臭いに耐えながら、暖房をつけて眠りました。翌日から1階の工事にとりかかるために家具の移動等をしていたので、当日はその部屋で眠るしかなかったのです。
10日くらい経って、妻が「胸が苦しい」と訴え、医者へ連れて行ったら、「シックハウス症候群かもしれない」といわれました。業者に現状を話し、室内空気を調査してもらったら、7物質中トルエンの数値が指針値の10倍近くありました。妻は家にいるといつも苦しがっていますが、旅行に行ったりしてここを離れると、とても元気です。
業者は「工事を全面的にやり直したい」といいます。専門病院の予約も取りました。これからどうしたらいいのでしょうか。

回答

住みながらの工事が行われた上、工事終了直後に暖房を入れ、さらに接着剤乾燥のために一晩中暖房を使ったので、かなりの化学物質の放散があったのではないかと推測されます。
空気調査の結果、トルエンだけに突出した数値が検出されたとのことですが、トルエンは内装仕上の塗料や接着剤の溶剤などに使用されることが多いようです。工事をやり直すとしても、何をどのように直すのか充分に話をつめる必要があるでしょう。今回の工事でどのような床材や接着剤が使われたかを確認し、次回の工事にあたっては、業者とよく話し合い、メーカーに確認したり、必要であれば建築士の意見等も参考にして、なるべく化学物質の少ないものを使用した方がよいと思われます。別の業者に依頼することも選択肢のひとつです。また工事中は、仮住まいなどで避難し、工事完了後もすぐに入居せず、充分な乾燥期間、換気の期間をとった方がいいでしょう。
現在、家にいると症状が出るとのことなので、そこに住み続けるより、可能であれば一時別の場所へ避難した方がよいのではないでしょうか。そして専門病院の診察を受け、適切なアドバイスをもらうこと、及び換気の励行をおすすめします。

相談ID:208

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