生活しながらのリフォーム工事上の注意事項
ご相談内容
相談年月:2001年10月
鉄筋コンクリート2階建て住宅のリフォーム工事が始まっています。工事内容は、2階の和室を洋室に変更することと、洋室の天井及び壁クロスの張替えです。
家族に化学物質に過敏な者はいませんが、私は花粉症、子供はダニアレルギーであり、シックハウス症候群になるのではないかと心配です。材料を選ぶに当たっては、壁紙はISM規格で低ホルムアルデヒドのものを選び、接着剤もホルムアルデヒド不使用のものと工務店に頼んでいますが、この他に気をつけることがあれば教えて下さい。
回答
住まいながらのリフォームは、工事中の粉塵や化学物質の放散などから健康への影響について新築の時よりも一層気をつけなければならないと言われています。リフォーム部分が2階に集中していることから、工事中は2階に近寄らず、2階の空気が居住部分の1階に流れ込まないように区分し、換気や通風にも配慮をして下さい。工事終了後もしばらくは、充分に換気を行うとよいでしょう。
材料については充分気をつけているようですが、壁紙や接着剤だけでなく、フローリングやカーテンなどにも安全性の高いものを選ばなくてはなりません。サンプルを取り寄せて、臭いを嗅いでみて気にならないかなどのチェックをするとなおよいでしょう。そのほか、開放型ストーブからもホルムアルデヒドの放散が懸念されるので注意が必要です。
なお、リフォーム工事にあたっては、一式見積りなどのトラブルが多いので、項目別の明細を書いた見積書を出させるとともに、きちんと契約書を取り交わすように注意して下さい。
相談ID:211
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