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トイレの床のリフォームに伴う健康被害

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ご相談内容

相談年月:2001年8月

築20年の木造住宅に住んでいます。10日前、近所の大工に依頼して、トイレの床を張り替えました。その日の夜、トイレに入ったら鼻に刺激のある臭いがして、胸がむかむかして吐きそうになり、頭痛がしました。自分は臭いに敏感なほうではなく、こんなことは初めてです。床に張った合板が悪かったのでしょうか。
10日間、トイレの窓とドアを開け、さらに家全体の風通しもよくして暮らしていたら、だんだん楽になってきました。しかしまだ不安です。こういう有害物質は、どのくらいの時間がたてばゼロになるのでしょうか。
これから、子供・家族と同居する予定なので、安心して子供たちを迎えたいと思っています。施工したのが近所の大工なので文句は言いにくいのですが、これからどうしたらいいのでしょうか。

回答

住宅建材には様々な化学物質が使われています。今回のリフォーム工事で使用した合板にも、接着剤の原料として化学物質が利用されていると思われます。
どのくらいの期間が経過すれば安全な濃度になるかという件については、換気の頻度や、家具やカーペットなどの備品類、開放型暖房機の使用の有無など、それぞれの暮らし方によって差異があり一概には言えません。また、完全にゼロになるということもありえないと思われます。
しかし、厚生労働省では、13種類の化学物質に、「一生その物質に暴露されたとしても、健康に被害を与えないであろう数値」をガイドラインとして発表しています。それがひとつの目安となると思われますので、測定してみるのもいいでしょう。また合板類には、ホルムアルデヒドの放散量に関する等級規格が定められていますので、施工をした大工に、どのような合板を使用したか確かめてみてはいかがでしょうか。
生活上、最も効果的なのは換気です。発生源がトイレだけの様子なので、一番いいのはトイレに換気扇を設置し、直接空気を外部に出すことです。安易にトイレの窓とドアを開けておくと、有害物質を室内に広げてしまうおそれもあります。換気扇設置が不可能であれば、トイレの窓とドアを開ける時には、必ず家全体の窓を開け、家具の配置やカーテンの状態などにも気を配り、空気の通り道を作るよう心がけましょう。

相談ID:246

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