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鉄筋コンクリート造のマンションで、北側洋室の内壁と南側和室の畳にカビが発生

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ご相談内容

相談年月:2001年7月

鉄筋コンクリート造の新築マンションに入居しましたが、最近、北側洋室の内壁の下部と南側和室の畳の上にカビがはえていることに気づきました。
7階建ての1階で、日当たりは悪いです。共働きで、いつも窓は閉め切っていますが、台所と風呂場の換気扇は常に作動させています。隣のお宅にもカビが出ていると聞きました。フローリングにワックスを塗りに来た業者にそれとなく尋ねたら、「カビの生えやすい環境を作っているのではないか」と言われました。カビの生えやすい環境とはどういうことでしょうか。また、今後どうしたらいいのでしょうか。

回答

カビは温度、湿度、栄養などの条件がそろったときに生育します。とくに15〜30℃の室温、70〜95%の湿度の時期ですと、室内のほこりやゴミ、食べかすなどを栄養源に繁殖します。また、内装材そのものも栄養源となり得ます。わが国の高温多湿の気候や、冬でも暖房の整った環境などを考えると、一年中いつでもカビの生えやすい環境にあるとも言えます。
また、窓を閉めきっていて換気が足りなかったり、部屋の中に洗濯物を干したりして、室内の水蒸気濃度が上がることもカビ発生の原因となります。共働きだと日中の換気は困難でしょうが、換気扇を作動させるときには、吸気口も確保するようにし、窓開けが出来る時には、家具の配置等を工夫して空気の通り道を作るといいでしょう。
ほかに、不完全な断熱や防湿の施工に起因する場合もあります。隣家にもカビが発生しているとのことなので、マンションに共通した問題とも言えます。マンションの管理組合に相談し、売主に申し出て、点検してもらってはいかがでしょうか。

相談ID:261

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