ご相談内容

相談年月:2001年7月

17年程前、木造２階建て２×４住宅を新築しました。外壁はモルタル下地アクリル系吹き付け塗装がされました。7年経過した頃に再塗装し、昨年、ローラーによる弾性塗料を塗装しました。数週間で軒天（のきてん）の塗装が剥がれてきて、その後、外壁の塗装も外壁に物を立てかけたとき剥がれました。リフォーム業者は、弾性塗料なので剥がれると言うのですが、本当でしょうか。
塗料メーカーに聞くと、個人からの問い合わせには対応していない、剥がれは施工方法にもよると言われたのですが、どうでしょうか。調査してくれる機関も紹介してほしいと思っています。

回答

弾性塗料は、剥がれるとか、あるいは、剥がれやすい、ということはないと思われます。施工後1ヶ月も経たず、物を立てかけただけで剥がれる現象から、下地モルタルの劣化による剥がれ、下地の清掃不良、接着効果を高めるためのプライマー処理の未済、既存塗料との接着に問題のある性質の塗料を選択した等の原因が考えられます。
既存塗料とリフォームに使用された塗料名称が解るようなので、適切な塗料材料の選択であったか相談できる専門機関を紹介します。調査機関もあわせて紹介しますが、有料になるので費用についても相談の上利用してみてはいかがでしょうか。
※軒天（のきてん）……屋根面の裏側の外壁から突き出ている部分。軒裏天井（のきうらてんじょう）のこと。

相談ID：263