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畳に使用されている化学物質や防虫剤について

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ご相談内容

相談年月:2001年7月

(消費生活センターから)最近言われている畳の化学物質放散や防虫剤の使用について教えて下さい。地元の業界の方は「3年寝かせているから防虫加工はいらない」と言っているのですが、どうなんでしょうか。

回答

畳には昔からの稲わらを床に使用したものと、ポリスチレンフォームサンドイッチやインシュレーションファイバーボードサンドイッチ、インシュレーションファイバーボードなどを使用した化学畳・工業畳と呼ばれるものがあります。畳は畳床のほか、畳表、畳縁地から構成されており、畳床はJIS(「稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床」JIS−A5901、「建材畳床」JIS−A5914)、畳表はJASに規定が設けられています。JIS規格では防虫処理に関して「適切な防虫処理をしなければなりませんが、人体に悪影響を及ぼす薬剤を使用してはならない」と規定されています。そのため、JIS規格品の畳床には、農薬を染み込ませたシートや紙などが入っていますが、表示が義務付けられているので参照できます。
地元の業界の方が言うように、材料を3年寝かせれば防虫処理をしたことになるかについては、次に紹介する機関で確認下さい。ポリスチレンフォームやインシュレーションボードについてはJIS規格(A5914)や、該当しない場合は製品安全データシート(MSDS)により成分の調査が可能と思われます。

相談ID:269

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