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マンションの給・排水音(ウォーターハンマー)とモーター音

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ご相談内容

相談年月:2001年6月

4年前に、11階建てのマンションの1階に入居しました。1フロア3戸のマンションで、1階は自分の住戸だけで、隣はエントランス・物入れになっていて、その隣は受水槽です。マンション全体の排水管や給水管が、自分の住戸の地中梁附近に集中していて、騒音が酷く夜間も眠れません。1年点検・2年点検時点で販売業者に話し、再三防音工事をしてもらいましたが、根本的な解決はされていません。最近では、浴室や洗面所等からコトコトと言うウォーターハンマー音がして、うるさくていられません。
管理組合に相談しても、全体の問題とは異なるから金は出せないと言われました。兄弟も、この程度は、飛行場の近くから考えれば我慢の範囲、と業者の居るところで話しています。どうしたらよいのでしょうか。

回答

一般的に騒音や振動に関しては、被害の程度に個人差があります。しかし、マンション全体の給・排水管が全て相談者の住宅の下に集中して配置されているのは、設計上の問題として配慮に欠けると思われます。特に、住戸と配管部分が接していて上部の排水音が集中した場合、問題は大きいです。
また、揚水ポンプ、エレベーターの運転音も、機器の運転によって生じた振動が、躯体を伝わって対象室の床・壁から音として放射された固体伝搬音と思われます。改善方法を検討する前に、専門の調査機関で騒音・振動の程度を調査してもらって、第三者が評価して問題があれば、業者に対処の方法を要求してはいかがでしょうか。騒音低減の工事を行う場合は、騒音・振動源と音・振動の伝搬経路を調査によって明らかにすることが必要です。地下地中梁部分の配管部分を鉛等の遮音性能の大きい材料で囲った場合、空気伝搬音の低減には効果が期待できますが、配管を躯体に支持している部分の防振を考慮しないと、固体伝搬音に対する低減効果は期待できません。
どうしても肉体的・精神的に受忍限度を超えると思える場合は、契約解除の方法も考えられますので、一度最寄りの弁護士会で法律相談してみてはいかがでしょうか。

相談ID:288

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