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地盤の支持力不足と施主の指示

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ご相談内容

相談年月:2001年5月

(施工会社から)重量鉄骨造・2階建て注文住宅の施工予定地のスウェーデン式サウンディング(SS)試験をしましたが、地下4mで支持力20KN/?以下の数値が出ています。
構造計算では地耐力30KN/?で計算、確認されていますが、施主は近所の他家が何の問題もなく建っているからと地盤改良等の補強の必要を認めません。このまま施工したら問題があるのでしょうか。

回答

建築基準法20条、同法施行令第36条及び第38条により、地盤に適った基礎を設計・施工することが義務付けられています。今回の場合は構造計算により地耐力30KN/?が必要であるのに、地盤のスウェーデン式サウンディング試験結果が支持力20KN/?以下ですので、当然何らかの処置が必要になるでしょう。施主がこのまま施工してもよいと言ったとしても、品確法の適用があり、瑕疵担保責任を問われる可能性があります。
施工会社は専門家の立場から不同沈下の危険性を十分に説明し、可能な補強方法を提示・説得し、施主に処置をとらせる必要があります。

相談ID:309

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