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建て替えに当たって契約から着工までの留意事項

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ご相談内容

相談年月:2001年5月

現在の住宅を建て替える予定で、2〜3社の地場工務店と打ち合わせ中です。契約から着工まで、どのような段取りで工事の進行を考えたらよいのでしょうか。

回答

業者の選定を良く考えることです。2〜3社を選択中とのことですが、会社の評判を確認するといいでしょう。そのためには、施工をした住宅を見せてもらうことと、発注者の意見を聞いてみる、近隣住民に施工中の評判を聞いてみることです。これで、おおよその業者の評価が判ると思われます。次に、施工中の倒産等でトラブルが起きないように、その業者の経営内容を確認しておくことが必要になります。
概略だけの図面で契約をしないことも重要です。数社の見積もり合せをすることが必要と思われますが、図面は契約後に作成するという業者が多いので、見積もり合せが不可能であれば、仮契約をして一部着手金を払い、本設計をさせることです。構造図・設備図も詳細が無ければ正式な見積りは出ないため、よく打ち合わせをしてから図面を起こしてもらい、見積りを出させましょう。
打合せは、後々のトラブルの発生を未然に防ぐためなので、お互いに納得するまで行い、打合せ議事録を作成しておき、お互いに確認サインと日時を明記しておく必要があります。変更になったときも、その項目を確認しあうことが必要です。これらを行った以降に、本契約をして、正式な工事金額を決定します。仮契約時点での一時金は、本工事金の一部として充当すればよいでしょう。
契約時点では、契約書の項目をよく確認して、不明な部分は納得するまでよく聞くことです。特に、瑕疵補修の問題等は項目毎に確認して、契約書に明記させましょう。なお、住宅品確法では、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分には、瑕疵担保責任が10年間義務付けられていますから、もし契約書に明記されていなくても、業者に補修を要求することができます。
工事中も現場を見て、もし不具合部分があれば、その確認のために写真を撮っておくことも必要です。

相談ID:314

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