トップページ 相談事例を探す 劣化した布基礎の補修方法
  • 電話相談事例

劣化した布基礎の補修方法

  • 新築工事
  • 戸建
  • 請負契約
  • 劣化・腐食(錆び)
  • 基礎
  • 修補(補修)
ご相談内容

相談年月:2001年4月

30年以上前に木造2階建て住宅を新築しました。4年前に定年退職したので暇ができ、床下に防腐剤でも塗布しようともぐったところ、コンクリート製の束石が触るとボロボロなのに気づきました。建築した大工に相談すると、「材料不良が原因」とのことで取り替え工事をしてくれました。
最近、布基礎を点検すると、地面に近い部分の表面が2〜3cm削られた状態になっていたので、これも大工に相談したところ、大工は既存の基礎にアンカーを打ちながら、床下全面にコンクリートを厚さ3cm程打設しましたが、この程度で大丈夫でしょうか。我が家の床高は90cmぐらいあり、新築時のコンクリートに使われた砂は、河口付近の川砂を使用しています。

回答

コンクリートに起こっている現象は、築後20年経つので、コンクリートの中性化による劣化も考えられますが、川砂といっても海砂に近い塩分の高い砂の使用が原因であることも考えられます。床下全面に打設した厚さ3cmのコンクリートでは、防湿効果しか期待できず、束石同様に、布基礎部のコンクリート打ち直しや補強のために一体化を図った打ち増しをした方がよいと思われます。費用その他の理由でそれが無理であれば、まず硬いワイヤブラシやハンマーで弱体化したコンクリートを削り取り、十分な補強性能を有する樹脂モルタル等で補修する必要があると思われます。
建築士の団体を紹介しますので、専門家に相談することをおすすめします。

相談ID:330

参考になりましたか?

チャットでご相談

チャットサポート