評価書付きマンションを購入の予定だが、売主が倒産した場合の対処は。
相談年月:2007年9月
建設住宅性能評価書を取得している新築マンションの購入を検討しています。もし売主が倒産した場合、建設住宅性能評価書付マンションであることで、何か保証が受けられるのでしょうか。
住宅性能表示制度を利用して建設住宅性能評価を受けた場合のメリットは、
?住まいの性能が等級や数値で表示されるので安心であること
?第三者である評価機関が、設計段階と施工段階で性能をチェックするので安心であること
?万一その住宅にトラブルが起きても、弁護士会に設置されている指定住宅紛争処理機関での紛争処理を手数料1万円で受けられること
です。
評価書付きマンションであっても、万一売主が倒産したような場合には、施工会社の過失責任が証明される場合やアフターサービスを引き継ぐ会社がない限り、事実上補修請求はできません。
現在のこのような事態から買主を保護するため、住宅瑕疵担保履行法が制定されました。売主や施工業者には、保険加入や保証金の供託による資力確保が義務付けられます。2009年10月以降に引き渡される物件がこの法律の適用対象になります。
相談ID:354
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