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耐震改修費用の一般的金額は。

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ご相談内容

相談年月:2008年5月

築30年の木造2階建て住宅を所有しています。耐震強度が不安だったので、地方公共団体から耐震診断を実施してくれる設計者を紹介してもらい診断してもらったら、耐震強度を示す構造耐震指標(Iw値)の数値は0.85で、我が家のモルタル塗りの外壁はひび割れもないし、構造金物もしっかりしているとの結果でした。この数値を1.25まで改修するためには、200〜300万円かかると言われました。
先日、新聞に耐震補強の記事が掲載され、構造耐震指標0.6の木造住宅の耐震改修工事の平均は126万円と出ていました。我が家の場合と比べて、かなり金額に違いがあると感じています。設計者に新聞記事を見せましたが、その金額を出した団体のことを批判するだけで、改修工事の詳しい内容や効果について説明してくれません。
耐震改修の一般的金額はいくらぐらいなのでしょうか。

回答

Iw値とは、木造建物の耐震診断で、柱や壁の強度を計算し、建物の形状や懸念状況を考慮して、建物が保有する耐力の指標をいいます。この数値が1.0以上であると、震度6強程度の大地震に対して、建物が倒壊・崩壊する危険性は低いと言われています。
構造耐震指標を上げるには、壁の補強、屋根の軽量化、ホールダウン金物等の金物による補強、基礎の補強等の対策をバランスよく行うことになります。Iw値が、現行の建築基準法と同等以上の耐震性能を有すると考えられている1.0を超え、1.25まで数値を上げることになると、その改修工事費用は、高額になると考えられます。耐震改修の工事費用について一般的な目安はありません。その建物の耐震性能を上げるために必要な工事の内容や求められる耐震性能の水準には個別性が高いからです。
※木造の建築物等の構造耐震指標Iw(Seismic Performance Indices of Wood-frame Buildings)
  国土交通省告示第184号より

相談ID:380

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