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築4年の中古マンションを購入。入居3日目に床鳴りに気づいた。

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ご相談内容

相談年月:2009年10月

4か月ほど前、4年前に新築分譲されたマンションの住戸を、仲介業者を通して個人の売主から購入しました。当住戸の床はフローリングの二重床ですが、先日、入居してから3日目に床鳴りすることに気づきました。契約書を見ると、売主は引渡し後3ヶ月間の瑕疵担保責任を負い、その後の3ヶ月間は仲介業者が継続して責任を負うと記載されていました。また契約書には「5万円までの補修費用は購入者が負担する」ことも定めてありました。
仲介業者に連絡して床を見てもらうと、「二重床内の部品が不足しているのだと思う」と言われました。そこで、このマンションを新築分譲したマンション販売会社に連絡して床を見てもらったのですが、「部品の不足があるようですが、オーナーチェンジしているので対応できません」と言われました。
自己負担で直さなければならないのでしょうか。他のリフォーム業者から補修工事の見積りをとってみたところ、補修費用は5万円との提示がありました。

回答

売買契約の瑕疵担保責任は、売主の買主に対する責任ですから、当マンションを新築分譲したマンション販売会社に対して中古物件購入者である貴方から瑕疵担保責任を追及することは難しいと思います。
前に所有していた個人の売主と貴方の売買契約書によると、仲介業者は「引渡し3ヵ月後の3ヶ月間は責任を負う」との約束をしているので、仲介業者に対応を求めることは考えられることでしょう。ただ、「5万円までの補修費用は購入者が負担する」との定めもあるので、この点について考慮する必要があると思います。
仲介業者や新築分譲したマンション販売会社から「二重床内の部品が不足している」と言われているのであれば、床の一部を開けて補修工事をする必要があると思われます。その場合には、5万円を超える補修費用が発生することも考えられるでしょう。
不具合に気づいたのが、瑕疵担保責任の期間内であること、仲介業者が5万円を超える補修費用を負担する特約があることから、仲介業者を通して補修工事を依頼することは考えられます。
契約書や関係書類を持参して、弁護士の相談を受けることをおすすめします。

*二重床 空間を挟んで床板を二重に張った床。防振、防音、配管、配線などのために用いられる。
*床鳴り 床が歩行等の荷重の移動や衝撃により、ギシギシ・コツコツ・キイキと音を立てることをいう。

相談ID:392

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