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賃貸住宅1階に住んでいるが、湿気が酷い。新しいタンスに2ヶ月でカビが生えた。

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ご相談内容

相談年月:2009年6月

賃貸住宅を借りて住んでいます。湿気が酷く、新しく購入したタンスに、購入から2ヶ月でカビが生えてしまいました。
換気をよくするために窓を開け放し、エアコンで除湿をしているのに、カビが生えました。
貸主に連絡したところ、「自分が住んでいたときには、そのようなことはなかった。1階なのである程度は仕方ない」と言われました。挙句の果ては、「文句があるなら出て行ってください」と言われました。
知人の弁護士に相談したところ、建築士の無料診断を受けるのがよいのではないかということです。どうすればよいでしょうか。

回答

賃貸住宅の貸主は、「賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務」を負いますので(民法第606条)、居住に適する状態に修繕する義務を負います。湿気が酷くて住むに適しない程度であれば、借主は換気対策に必要な修理を要求できますし、住宅に起因してタンスにカビが生えたのであれば、損害賠償請求もできます。
カビの発生には、複数の要因が考えられます。住まい方以外でも建築上問題になることも多々あります。
たとえば、建築上は、断熱材の不足や欠損、施工不良、設計ミス等により結露が生じ、結果としてカビが発生することがあります。さらに、考えられることは、カビが発生した部屋が中央等で開口部が少なければ、空気が動かず湿気がこもり、カビ発生の温床になることもあります。また一階は床や床下のチェックも必要でしょう。
今回のように、タンスにカビが生えるのであれば、タンスを壁に密着させず空気が流れるようにすることも必要です。
まずは、有料にはなりますが、建築士による建物調査や、場合によってはカビについての調査を家主に費用負担してもらって検討してみるのも方法でしょう。

相談ID:399

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