1号保険付き住宅に住んでいるが、住宅会社が倒産した。保証はどうなるのか。
ご相談内容
相談年月:2011年5月
昨年10月に、引渡しを受けた木造住宅に住んでいます。ところが、住宅会社が先年4月に倒産したことが分かりました。
住宅瑕疵担保責任保険(1号保険)に入っている住宅ですが、保証の範囲はどうなるのでしょうか。クロスの剥がれがあるのですが、どうでしょうか。
回答
住宅瑕疵担保責任保険の対象になるのは、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分についてです。具体的には住宅品確法の10年保証と同じく、住宅の基本的構造部分です。
今回、住宅会社が倒産したことから、保険期間内に、この部分に瑕疵があった場合には、住宅取得者から保険法人に対して、直接請求して、保険金が支払われることになりますが、クロスの剥がれ等の仕上げ部分や設備等については、住宅の基本的構造部分に該当しないため、雨漏りが原因であるといった特別の事情がなければ、住宅瑕疵担保責任保険では対応されません。お気の毒ですが、クロスの剥がれについての修補請求等は住宅会社が倒産しているため困難と思われます。
浴室ユニットや・キッチン・給湯機器・屋根材などの製品自体は、メーカーの保証がありますので、保証書を確認しておいてください。
相談ID:417
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