ご相談内容

相談年月:2011年1月

新築で購入・入居して4年3ヶ月になるマンションに住んでいます。総戸数40戸、14階建ての11階に居住していますが、2年ほど前から、リビングと廊下を繋ぐ室内ドア（片開き）上部に付いているドアクローザー（※）の具合がおかしくなってきました。最近になって3つのビスが外れ、ビスを留めてあったドア枠のビス穴付近もひび割れ破損しています。売主によると、高層階で風が強いので壊れたのだろうとのことで、補修は有償といわれました。
夏と冬はエアコンを付けておりドアを閉めていますが、それ以外の季節は室内ドアを開けていることもあります。確かにこれまで風の強い日にバタンと大きな音がしてドアが閉まったことが何回かありました。それが原因でビスが緩んだとも思いますが、やはり当方が補修費用を負担することになるのでしょうか。購入時に受け取ったマニュアルの中に「風の強い日はストッパーをかけるように」との記載があることを営業担当の指摘で初めて知りましたが、普通はいちいちストッパーをかけないのではないかと思い、これは設計ミスと言えないのでしょうか。
他の住戸でも同様のことが生じていないかと担当者に尋ねたところ、当マンションでは我家だけですが、他のマンションで3件同様の事例があり、解決していないとのことでした。

※ドアクローザー：開いたドアを自動的に、速度を緩めながら静かに閉めるための金物。

回答

ドアクローザーの保証期間は、契約書やアフターサービス基準の記載によります。
したがって、ドアクローザーに関して保証期間が何年になっているか確認することが重要です。保証期間内であれば無償で補修されますが、期間経過後は有償となるのが一般的です。連接していて風を受ける方向等が同じ住戸で同じ事例があれば、設計ミスの可能性があります。しかし、貴方の住戸だけのような場合は使用方法の問題とされることもあるかもしれません。
考えられる原因や設置方法に問題がなかったかについて、ドアクローザーのメーカーに直接問い合わせてみてはどうでしょうか。双方が譲歩して費用を負担し合うというような解決方法も考えられるかもしれません。

相談ID：433