沈下対策の是非
相談年月:2011年6月
約30年前に引渡しを受けた注文住宅に住んでいます。床のリフォームを行おうと考えていたところに、東北地方太平洋沖地震に遭遇し、壁のクロスにひび割れが生じました。そこで、リフォーム業者に見てもらったところ、床の傾斜の調査を提案されました。その結果、床が3〜10?程下がっていることがわかりました。
リフォーム業者は、これ以上床の傾斜が進行しない対策として、建物の下にコンクリートを注入することを提案し、50万円の見積書が提出されています。リフォーム業者の提案に従うべきでしょうか。
リフォーム業者が何を根拠に、建物の下にコンクリートを注入することを提案し、50万円の見積りを提出したのか不明確であり、コンクリートの注入の是非を判断することはできません。
調査費用が発生しますが、地盤調査を行い、調査結果に基づいた工法を提案するように求めることを進めます。そして、地盤調査報告書、工法提案書、住宅の設計図書及び写真等を持参して、建築関連団体で行っている面談相談を受け、地盤調査報告書と工法提案書を検討してもらってはいかがでしょうか。
根拠を示すことなく、工法と50万円の見積りが出てくるところが不信です。慌てることなく納得した上で発注することをおすすめします。
相談ID:445
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