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液状化による不同沈下を生じたが住宅会社は震災による免責だとして補修に応じない。解決方法について聞きたい。

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ご相談内容

相談年月:2011年6月

昨年3月に引渡しを受けた軽量鉄骨造2階建ての住宅に住んでいます。今回の地震の影響で地盤が液状化し、床には傾斜が生じました。ビー玉を転がすと一方のみならず転がって行き、床の凸凹は一定ではありません。
この敷地は川が近く、昔、田圃であったところを埋め立てた所ですが、住宅会社からは液状化対策の説明を受けていません。スウェーデン式サウンディング試験を行なったこと、地盤が軟弱であることからパイプを使って地盤補強工事をしたと聞いていますが、住宅会社の判断が甘かったのではないでしょうか。地震は免責事項として素直に補修には応じようとしません。この住宅会社が調べに来て1000分の2弱という傾斜であることを聞いたのですが、私はもっと勾配はあるように思います。この液状化による不同沈下は瑕疵ではないでしょうか。
建設住宅性能評価書がついた1号保険付住宅なのですが、この問題の解決策を教えて下さい。

回答

床の傾斜の原因が、天変地異の大震災であれば被害は免責とされますが、人為的な瑕疵が原因であれば責任を求めることが可能な場合があります。スウェーデン式サウンディング試験を実施すれば、地耐力や水位、地層を見て判断できます。近くに河川があれば、適切な杭の補強を考えるべきです。
しかし、この不同沈下を明らかな瑕疵として立証するには十分な証拠が必要です。スウェーデン式サウンディング試験のデータ、図面等を持って建築の専門家に相談され、現地調査を受け、施工の瑕疵であることが明らかであれば、責任を問うことも考えられます。
解決策としては、法律の専門家と建築士を交えた専門家相談や、住宅紛争審査会でのあっせん、調停、仲裁を受けるといった方法をすすめます。

相談ID:451

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