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遮音性能をうたい文句とした分譲マンションで、上階から生活音が聞こえる。

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ご相談内容

相談年月:2011年7月

11階建て建設性能評価書付き新築分譲マンションの10階部分住戸を、今年の4月末に引渡しを受けました。「コンクリート中空スラブ275ミリの厚さと二重床。LL45の床材」の仕様が決め手で、このマンションを購入しました。
しかし、入居してみると上階11階の住戸からの生活音、足音、物が落ちる音などが聞こえます。時には、私の住宅の家具が揺れることもあります。管理会社に申し出たのですが、音については居住者間で解決すべきで管理会社は関与しないとのことなので、上階の方に直接話してみました。足音が聞こえにくくはなったのですが、他の音については変わりません。上階の方は協力して解決する姿勢はあるのですが、今のうちに原因を調べて、何か対策を講じておきたいと思います。このような場合、売主に何らかの対応を求められるでしょうか。

回答

LL45は床材の遮音性能を表すものです。住宅性能評価における音環境に関する項目は選択項目であり、住宅性能評価の申請書に選択の意思を記載しなければ評価されません。
スラブ厚275ミリは重量床衝撃音について、床材LL45相当は軽量床衝撃音について、二重床であることで軽量・重量床衝撃音について、それぞれ設計上の対策が取られていると判断できるでしょう。次に、床壁の施工方法を調べて、遮音性能に影響する施工が行われているかどうかを確認してみることになります。原因が明らかになれば、売主に責任を問える可能性はあると思われます。原因を明らかにするためには、設計図書の確認、現地調査を専門家に依頼することが必要です。上階の方と相談できる関係なので、調査をすることなどは事前に伝えておくとよい関係が維持できるでしょう。

相談ID:467

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