急勾配の駐輪場の手直しを申し入れているが、対応が悪い。
相談年月:2011年8月
昨年初めから住宅性能評価書付き高層マンションに住んでいます。駐輪場の床の勾配が急なため、風が吹くと、自転車が将棋倒しに倒れてしまいます。住民で工夫して駐輪しているのですが、決められた台数の半分しか止めることができません。
施工会社に申し入れましたが、「設計通りに建築したので売主に言って下さい」と言われ、売主に伝えると「検討中」と言われたまま、1年半も経過してしまいました。住宅瑕疵担保責任保険で、直してもらえないのでしょうか。
住宅瑕疵担保責任保険の対象となるのは、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分だけです。したがって、駐輪場の床の勾配が急であることは、保険による補修の対象にはなりません。
共用部分に関する問題なので、管理組合から売主に対して、検討結果について書面で回答するように要求し、話し合いをすることをおすすめします。
話し合いがつかない場合には、専門家相談や紛争処理制度の利用を検討されてはいかがでしょうか。
相談ID:468
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