目地コーキング打ち替えの工事をしたが、仕上がりが汚い。
相談年月:2011年12月
築10年の木造在来住宅の外壁サイディング目地コーキングを打ち替えるリフォーム工事を依頼しました。工事は終了したのですが、サッシ廻りの塗装養生が不完全だったため、白色の樹脂サッシ枠に、外壁色のペンキが付着して非常に見苦しい状態になってしまいました。また、滑り出し窓の気密パッキン材にもペンキが付着し、サッシが開くこともできない箇所が2箇所あります。
リフォーム業者は、一度は修理に来て、シンナーでの拭き取りを試みたのですが、樹脂が変色し綺麗に拭き取ることができませんでした。私としては、もう一度綺麗にペンキを取り除くことを要求しているのですが、リフォーム業者は連絡もよこさなくなりました。
私としては、きちんと工事を完結してもらい、工事代金の支払いをしたい旨を伝えています。請求書も受け取っていません。どのように解決していけばよいでしょうか。
樹脂サッシの場合、付着したペンキの除去にベンジン・トルエンなどの有機溶剤を用いると表面を溶かすリスクがあります。
このような場合には、樹脂製ヘラ等で根気よく取り去るか、もしくは当該部分にプライマー下塗り後、サッシ色と同色系の水性塗料を塗布して、目立たなくする補修が考えられます。また、気密パッキン材は、金属ヘラ等でサッシとの付着を解離し、サッシに付着したパッキン剤は樹脂製ヘラ等で丁寧に除去して、新たなパッキン材に交換する必要があると思われます。
交渉方法としては、補修を求める旨を期限を区切って請求すること、補修ができない旨の回答があった場合には、その理由とこの不具合についての対応を文書で回答を求めること、さらに、期限内に修理も文書での回答も得られない場合には、他の業者に修理対応を依頼せざるを得ないので、費用は損害賠償請求を行う旨の連絡をすることをおすすめします。
このような解決方法を講じても、うまくいかない場合には、住まいるダイヤルでは、お近くの弁護士会で弁護士と建築士によるリフォームの無料専門家相談を行っていますので、専門家の見解と助言を受けてみることをおすすめします。
相談ID:513
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