新築住宅の工事契約をしたが、希望の仕様になっていない。信用できないので解除をしたいが精算内容について納得できない。
相談年月:2011年12月
先月、住宅会社と木造住宅の新築工事請負契約を結びました。私は、長期優良住宅を希望していたのですが、床面積が不足していたため、利用できませんでした。住宅会社は2階の面積を広げる工夫を提案してきましたが、イメージが違うので解除することにしました。
既払いの手付金は180万円です。住宅会社側から130万円の請求書が送られてきましたが、設計料約60万円について納得できません。工事契約書には契約解除についての条項はありませんでした。
長期優良住宅の床面積基準は延べ床面積75㎡以上(1の階:40㎡以上)とされています。
イメージ違いが原因で解除したということですが、自己都合による解除ですから、工事約款にその明記が無ければ、相手方の損害を賠償した上で解除することになります。実際には、実費精算になるでしょうから、今までの経費を既払いの手付金で精算することになるでしょう。
請求書のうち設計料について納得できないとのことですが、まずは、設計料の費用明細を提示してもらうことをお勧めします。支払わなければならない設計料としては、プラン打ち合わせにかかった経費、基本設計料、確認申請費用等が含まれると思います。これらの費用について住宅会社と話し合いを重ねることをお勧めします。
相談ID:517
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