新築工事中だが、工務店に誠意がなく、希望通りにならず、工事が止まったままである。
相談年月:2011年12月
今年の夏、木造注文住宅の工事請負契約をして、先月には、引渡しを受ける予定でした。ところが、希望通りにしてくれないところが多くて、現在も工事がストップしたままです。希望と違って最も腹立たしいのは、階段手すりは見通しの良い鉄製とすることになっていたのに、ボード壁になってしまったことです。予定通りになっていないことについて、言い訳や嘘が多い。設計監理をした建築士にも相談してアドバイスをもらい、打合せをFAXでするようにしたのですが、口頭でしか返事をせずに、約束も実行されません。どうすれば、希望どおりの工事を再開し、引渡しをさせることができるでしょうか。
FAXによる交渉を心がけているようですが、現在、希望どおりとなっていない事項を列挙記載した上で、請求内容を文書にして、内容証明付き郵便で工務店責任者宛へ送付することをすすめます。また、返答についても書面でほしい旨書き添えるべきでしょう。
工事が遅延し、引渡しが遅れたことによる損害も含め、損害賠償請求して、回答に納得できない、法的手続きを取ることも含めて書けば、対応されるのではないでしょうか。
引渡し前であれば、民事調停や弁護士会での仲裁センターを利用して話し合いをするのも方法です。1号保険付き住宅なので、引渡し後であれば、専門家相談や指定住宅紛争処理機関による紛争処理制度を利用できます。
相談ID:519
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