フローリングから虫が発生している。張替えを求めたい。
相談年月:2014年10月
自宅を新築し、引渡しを受けました。引渡しから半年程度でリビングのフローリングの小さな穴から虫が発生するようになり、穴は部屋全面のフローリングに広がっています。施工業者は、責任を認めず現在に至っていますが、保証期間内なので「薬品による駆除であれば行う」と言っています。子どもがアレルギー体質であり、医者に相談したところ、薬品による駆除はすすめられないと言われたため、フローリングの張替えしか選択肢はないと考えており、話し合いは平行線のままです。どのように対応したらよいものでしょうか。
引渡しから半年程度でフローリングの小さな穴から虫が発生するようになった原因としては、フローリングや下地合板、家具等に虫や卵が潜んでいたことが考えられます。補修する前に一度、虫穴発生の範囲や程度を確認し、原因を調査することをおすすめします。
フローリングや下地合板など請負業者が用いた部材から虫や卵が持ち込まれた場合、保証期間内であれば施工業者へ補修等の請求をすることができます。しかし、個人的事情を理由にフローリングの全面張替えを求めることは過剰請求と評される可能性があります。まずは、木材の虫害に関する第三者の専門業者への相談および調査を行い、アレルギーの程度や薬剤の内容について総合的に判断することをおすすめします。
施工業者との交渉において,歩み寄ることが期待できないようであれば、第三者を交えて話し合いをする裁判外紛争処理機関を利用することをお勧めします。
相談ID:635
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