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住宅に発生した不具合の補修の手順は?

                 
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10年以上前に購入した戸建て住宅に不具合が見つかりました。既に保証期間が経過し、保証が終了している場合、一般的に補修はどのような手順で進んでいくのでしょうか。また、注意すべきことはありますか?

補修は、①調査の依頼、②原因の特定、③補修方法の提案と補修工事の見積り、④工事請負契約、⑤補修工事の実施、⑥補修工事の完了と確認、の順番で進んでいくのが一般的です。まず、住宅を購入した際の住宅事業者に連絡してみましょう。調査や補修には、費用や時間がかかりますが、それらをしっかり住宅事業者に確認したうえで、補修を進めていきましょう。

1.まずは住宅事業者に連絡

まず、その住宅を入手した際の住宅事業者に連絡して、不具合があることを伝え、原因の調査をしてもらうよう依頼しましょう。リフォーム後、その部位に不具合が発生した場合には、リフォームを行ったリフォーム事業者に連絡をしましょう。

2.住宅事業者と連絡がつかない場合

連絡しようにも、倒産などで、住宅事業者と連絡がとれないこともあります。そのような場合は、インターネット等で調査・補修ができる住宅事業者を探してみましょう※1。また、各地の行政庁や建築士会、建築家協会、建築士事務所協会などで調査・補修ができる住宅事業者に関する相談ができる場合もあります。

3.補修の流れ

(1)原因の特定

 調査等を依頼した住宅事業者にて現地調査を行い、原因を特定してもらいます。不具合が軽微な場合には、目視の調査だけで不具合原因が判明することもありますが、詳細な調査を費用をかけて行う必要が生じることもあります。また、依頼した住宅事業者が不具合の原因を特定するのが難しい場合、より専門的な調査ができる住宅事業者に調査を依頼する場合もあります。この場合には、別途の調査費用と調査時間がかかることもあります。

(2)補修方法の提案から契約

不具合の原因が判明すれば、再度、不具合が生じる事がないような補修方法の提案を受け、それに要する費用の見積書を提出してもらい、それを確認します。その工事内容や費用が適切なものかを比較するため、他の住宅事業者から相見積りをとることも有効です。そして、工事内容、費用に納得したら契約を締結しましょう。補修工事が大規模になる場合、応急処置として、先に仮の補修をすることがあります。

(3)補修工事の実施

補修工事着手前に不具合の原因と補修方法についてしっかりと説明を受けた上で、作業当日には立ち合って、実際に工事をしている状況も確認しましょう。この際、主要な工事の工程ごとに工事を実施している状況がわかる写真を添えた工事報告書などの提出も依頼しましょう。

(4)補修工事の完了と確認

工事完了の報告を受けたら、不具合が解消されたかをきちんと確認し、その後の保証等の説明を受けます。この際、受け取る書類の確認も忘れないようにしましょう。もし、保証期間内に再度不具合が生じた場合には、補修工事を行った住宅事業者に再度連絡します。

4.まとめ

住宅に不具合がある場合、まずは住宅を入手した際の住宅事業者に連絡してみましょう。住宅事業者だけでは問題の解決が難しそうな場合などには、他の建築専門家に相談してみるのもよいでしょう。

 

 

※1 以下のページでリフォーム事業者等が検索できるサイトを紹介しています。
事業者を選ぶ際に参考となる情報検索サイト

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