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新築の賃貸住宅で子供がシックハウスに

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ご相談内容

相談年月:2001年3月

今年に、新築の賃貸住宅に入居しました。すぐに1歳8ヶ月の子供の体調が悪くなりました。目の周りや喉に赤いボツボツ状の症状が出たので、皮膚科で診察したらシックハウス症候群かもしれないと言われました。
県内にあるホルムアルデヒドの簡易測定を行っている機関で測定したら、暖房の無い状態で0.19ppm、床暖房などを入れた後での測定では、同じ場所で0.49ppmでした。
現在は実家に帰って2週間位経過しましたが、避難していると症状は軽くなり治まってきます。測定機関でベークアウトのことも聞きましたが効果はどうなのでしょうか。貸主には苦情はいえるのでしょうか。

回答

簡易測定の結果では、ホルムアルデヒドの数値が厚生労働省の指針値(0.08ppm)を超えており、床暖房時にはかなりの高濃度になるので、測定結果と子供の症状の経緯を貸主にきちんと伝えるべきでしょう。
ベークアウトによるホルムアルデヒドの減少工事は、専門家の間でも、時間の経過とともにホルムアルデヒドの濃度がもとに戻ってしまうという意見もあり、その効果については、議論が分かれています。
なお、この住戸で引き続き暮らす場合、十分な換気を行って、子供に症状が出ないことを確認した上で住んだ方がよいと思われます。
また、転居をする場合には、入居前に身体に異常が生じないことを確認し、リフォームなどはしない方がよいでしょう。入居後は、十分に換気を行うよう気を付けてください。
※なお、2003年の建築基準法改正により「居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置」が規定されました。

参考)
シックハウスの測定機関

相談ID:11

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