トップページ リフォーム見積書セルフチェックのポイント ポイント3 工事箇所、数量、仕様や単価を確認しましょう

ポイント3 工事箇所、数量、仕様や単価を確認しましょう

見積書は、計画している工事に必要な工事内容や項目毎に必要な材料費や工賃などを積み上げたものです。
工事項目や材料の仕様・数量などが正確でないと、適正な金額が積算されません。

1.工事項目を確認しましょう。

必要な項目等の記載漏れはありませんか? 逆に、同じ名称の項目が二重に計上されていないか、計算間違いはないか等、基本的な部分は確認しておきましょう。

図面があれば、図面と見積書を照合して、工事箇所や工法、数量等記載された事項が整合しているか確認しましょう。

また、見積書には、様々な記載事項があります。例えば、「見積日」「見積有効期間」「工事予定期間」「請負人」「担当者」「見積書の宛名」など。すべてもれなく記載されているか確認しておきましょう。

2.数量は正確に算出されていますか?

見積書の数量は、図面や現場の実測に基づき、正確に積算されていますか?

例えば壁面積など、自分で確認できる部分があれば、やってみましょう。しっかりした事業者なら、誤差は少ないはずです。

見積書の数量が「一式」と示されていた場合は、改めて内容の確認が必要です。できる限り数量と単価を示してもらいましょう。また、現場調査をしていない場合は、過大な数量になっていたり、逆に数量が足りずに、後から追加費用を請求される恐れもあります。

数量が書かれていても、よく見るとすべて100㎡など同じ数字が書かれた見積書も散見されます。面積をよく計算せず、おおざっぱに書き入れているケースもあり、注意が必要です。

3.単価を調べる方法は?

材料や設備機器の仕様や性能によって、単価は大きく異なります。性能にこだわりたい箇所、最低限の仕様でいい箇所など、希望と予算によって選択肢が変わり、合計金額も大きく変わります。

単価の確認は専門家でないと難しいように思われますが、材料や機器の仕様や品番が分かれば、調べることが可能です。まず、「定価」が設定されているものは、カタログやインターネットで調べることができます。また、一般的な単価を確認するための資料は、書店で販売されています。消費者向けに分かりやすく編集されたものとしては、『積算資料ポケット版 リフォーム』(発行:一般財団法人経済調査会)などがあります。また、「リフォーム見積事例」でも単価を調べることができます。

見積書に部品や製品の仕様の記載がない場合は、必ず事業者に確認しましょう。


ただし、この作業を正確に行うためには、ある程度の建築の専門知識を必要とします。一人では難しいと感じたら、お気軽に「住まいるダイヤル」にご相談ください。「住まいるダイヤル」の相談員(一級建築士)が電話でアドバイスします。

 

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