相談概要
- 工事内容
- 高齢者対応の水回りリフォーム工事
- 住宅形式
- 戸建(木造2階建)
- 相談内容
- 築40年の木造2階建て戸建て住宅。同居している父が浴室で転倒したため、手摺設置の相談をリフォーム業者にしたところ、水回り(浴室・キッチン・トイレ)の交換も勧められ、高額な見積書となってしまった。高齢の家族に適したリフォームなのか心配なので、見積書をチェックしてほしい。
相談者から送付された資料
- 見積書
見積チェック
チェックポイント 項目・数量
キッチンの壁や床の改修、キッチンパネルの施工が含まれていない。
浴室の改修工事費が一式となっている。
チェック内容
- キッチンの交換は行うが、壁面などは既存のままとなることについて、了解しているか。
- 浴室改修工事の内訳について確認が必要である。
チェックポイント 問題記述等
キッチンの熱源機器が、ガスコンロとなっている。
浴室の改修工事の詳細な仕様の記載がない。
チェック内容
- 高齢者対応の工事では、IHコンロへの交換を検討することが多いが、ガスコンロへの交換でよいか確認する必要がある。
- 浴室のシステムバスがバリアフリー機能を満たしたセット内容となっているか確認が必要である。
チェックポイント 契約内容
見積書表紙では契約相手方としてA社の記載があるが、内訳書は実際の工事会社と思われるB社名義となっている。
チェック内容
- 契約上の責任を負うべき請負者はどちらなのか確認する。また、見積有効期間について、見積書表紙(A社)では3カ月の記載に対し、内訳書(B社)では60日とされていることも含めて確認が必要である。
相談者への助言内容のまとめ
- 築年数からも水回り設備機器の取替え時期ではあるが、本当に取替えが必要なのかを検討することを勧めた。加えて、高齢者の安全に配慮したリフォーム、段差解消や動線を考慮した間取り等の変更、開口部の拡幅や引き戸への変更、滑りにくい床材の使用、手すりの設置なども含めた検討が必要であると助言した。予算内で収まる範囲で、どこまでできるのかを総合的に判断することを勧めた。
- 介護保険適用の補助金なども活用することを提案した。事業者を選ぶ際に、補助金に知見があるかどうかも指標にすることを勧めた。
参考情報
浴室の改修
積算資料ポケット版リフォーム編2026 744頁