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相談例13

予算をオーバーしたが、代替案の検討をせず、項目を減らすだけで対応しようとする事業者に対し信頼性を疑っているケース

相談概要

工事内容
耐震改修工事とあわせて行う水廻り設備の交換
住宅形式
戸建(木造平屋建)
相談内容
耐震診断を担当した事業者に、耐震改修工事と水廻りのリフォーム工事の見積りを依頼したところ、予算をはるかにオーバーする金額なので、減額案を依頼した。また、補強設計案が屋根は重い瓦のまま、壁のみを補強する計画であったため、軽い金属屋根に替える計画案の依頼もした。ところが事業者は最初の補強設計案にこだわり、金属屋根に葺替えするなら追加で200万円かかると言う。また、他のリフォーム工事についても単価や仕様の変更をせず、項目を減らすだけの提案しかしない。事業者の専門性に疑問が生じ、当初の見積書そのものの妥当性について疑念が生じたので、耐震改修工事の見積書についてチェックしてほしい。

相談者から送付された資料

  • 見積書、既存平面図、計画平面図、耐震診断書

見積チェック

チェックポイント 項目・数量

項目・数量について確認。

チェック内容

  • 筋交いの断面寸法について、計画平面図は「45×90」と記載されているが、見積書は「40×90」となっている。筋交いの断面寸法が「40×90」と「45×90」では壁基準耐力が異なり、耐震性能に係わるため、事業者にどちらが正しいか確認し、訂正することを助言した。
見積書と計画平面図

チェックポイント 単価

単価(金額)について確認。

チェック内容

見積書

チェックポイント 相談ニーズ

相談者は、屋根を軽い材料に葺替える工事を希望していた。また、耐震改修以外のリフォーム工事において、設計者からプロとしての提案を期待していた。しかし、その希望に合った対応をしてもらえなかったため、見積書の内容に疑念を抱いていた。

チェック内容

  • 屋根を軽量化し、壁の補強箇所を減らすことは可能であると思われるが、耐震改修計画の再計算・再積算には相当の作業量が生じる。事業者に再見積りを依頼する場合、そもそもどの程度までを無料と考えているか確認しておくことを助言した。
  • 行政による耐震改修工事の補助金を受ける場合は、診断した建築士が補強設計を行うことが決められている場合があるため、行政に診断した建築士とは別の建築士に補強設計を依頼することが可能かどうか確認し、可能であれば、希望する工事内容に基づいて相見積りをとり、各事業者の提案内容を比較検討することを助言した。

相談者への助言内容のまとめ

  • 図面と見積書をみる限り、相談者の希望する工事内容に変更することも可能であると思われる。ただし、本件は契約前の見積りであり、耐震改修計画の再計算・再積算には、相当の作業量を伴うのも事実である。契約前に、相当量の作業を依頼する場合は、その作業を無料でやってもらえるか確認することが必要であり、注意することを助言した。
  • 1社のみで判断せず、複数の事業者から相見積りをとって比較検討することを助言した。
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