トップページ 住宅紛争の解決 マンガでわかる住宅紛争の解決 その4:補修したのにまたカビが!他に水漏れはないと事業者は言うけど…

その4:補修したのにまたカビが!他に水漏れはないと事業者は言うけど…

マンガでわかる住宅紛争の解決 その4:補修したのにまたカビが!他に水漏れはないと事業者は言うけど…

Gさんが新築マンションを購入した数ヶ月後。床にカビが生えていた。販売会社Hに連絡すると、洗面所の配管から水漏れが発生し床下に水が溜まっていたことがわかり、補修を行った。 数日後、さらに別の場所にカビが生えていることがわかった。販売会社Hからは、配管はきちんと補修済みで他に水漏れもないことから、これ以上の対応はできないと言われた。 Gさんはマンションの引き渡しの時にもらったパンフレットを見て、住まいるダイヤルに電話をした。専門家相談を受け、住宅紛争処理を申請した。 紛争処理スタート

第1回:論点の確認

住宅紛争処理のイメージ

第1回の審理で、Gさんは、水漏れが直っていないか、他の原因でカビが発生しているのではと主張し、カビの原因特定と補修を求めました。

住宅紛争処理のイメージ

販売会社Hからは、水漏れは補修済みで、他の原因も考えにくいと反論がありました。これを受け、紛争処理委員は現地調査を行うことにしました。


第2回:現地調査

現地調査のイメージ

紛争処理委員と販売会社HがGさんのマンションを訪ね、安井委員が状況を確認したところ、最初に水漏れが起きた洗面所の配管は問題なく直っていました。また、それ以外にカビの原因となる不具合は見つかりませんでした。

現地調査のイメージ

しかし、水漏れで濡れた箇所が一部残っており、それが原因で新たにカビが発生したことがわかりました。


第3回:調査結果の確認・調停の成立

住宅紛争処理のイメージ

第3回の審理で、安井委員から現地調査の結果について、改めて説明が行われました。

調停の成立のイメージ

Gさんは原因が特定されたことに安心し、販売会社Hが新たにカビの発生した箇所を補修するということで調停が成立。申請から5カ月間で紛争処理が終結しました。

現地調査で原因が特定されたのでGさんの疑念も払拭し、解決につながった。

※この物語は、実際にあった事例を参考に、脚色を加えて構成したものです。

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