トップページ 住宅紛争の解決 マンガでわかる住宅紛争の解決 その6:別の補修をタテに代金を払わない!施主との関係は最悪に

その6:別の補修をタテに代金を払わない!施主との関係は最悪に

マンガでわかる住宅紛争の解決 その6:別の補修をタテに代金を払わない!施主との関係は最悪に

LさんからK住宅メーカーに新築戸建住宅の注文があった。工事中のある日にサッシのグレードを上げる追加注文があり、追加料金は引き渡し後に支払うと言われた。K住宅メーカーは追加注文を承諾し住宅を引き渡したが、しばらくしても追加料金の支払いがない。 K住宅メーカーがLさんに連絡をしたところ、壁のキズの補修を要求された。ここを補修したら追加代金の支払いを受けられるかと思い承諾したが、Lさんはさらに補修を要求し、その後は話し合いにも応じなくなった。 K住宅メーカーは住まいるダイヤルに相談し、専門家相談を受けた結果、住宅紛争処理を申請することにした。 紛争処理スタート

第1回:論点の整理

第1回の審理では、両者の関係が悪化していることもあり、紛争処理委員がK住宅メーカーと施主のLさんから別々に事情を聞きました。

住宅紛争処理のイメージ 住宅紛争処理のイメージ

第2回:専門家の見解

住宅紛争処理のイメージ

紛争処理委員は両者の主張と、K住宅メーカーから提出された資料やLさんの撮影した写真をもとに、状況を整理しました。

住宅紛争処理のイメージ

第2回の審理で、紛争処理委員はK住宅メーカーとLさんそれぞれに、専門家としての見解を示しました。

住宅紛争処理のイメージ

紛争処理委員の意見を聞いた両者に受け入れの姿勢がみられたため、調停案としてまとめることにしました。


第3回:調停の成立

調停の成立のイメージ

第3回の審理では全員が同席し、調停案が示されました。Lさんからはサッシの追加代金を支払い、これ以上の補修を求めないこと、K住宅メーカーは床のキズの補修工事をおこなうことを両者が受け入れ、調停が成立。紛争処理の申請から約3カ月で終結しました。

客観的に状況を整理し、専門家としての意見を示したことで解決につながった。

※この物語は、実際にあった事例を参考に、脚色を加えて構成したものです。

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